トヨタ・シエンタのサイズ感は?ライバルとのサイズ比較は?

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トヨタ・シエンタのサイズ感と、立体駐車場を含む、気になる運転のしやすさ、についてまとめています。また、ライバルのホンダ・フリードともサイズ、燃費、新車価格について調べて比較しました。

トヨタ・シエンタの大きさはどうなの?立体駐車場は?

シエンタは適度な大きさのコンパクトSUVとして大きな人気を得ています。販売も絶好調で、2019年には11万台を売り上げて、前年比プラス20%に迫る勢いです。人気の秘密は徹底した底床化による全高の低さです。SUVにありがちなトールスタイルを控えているのでとてもスタイリッシュに見えますね。反面、ファミリーカーですのでママが運転する際にも運転しやすいように設計されています。

ファミリーカーとして、SUVが本領を発揮するキャンプばかりではなく、毎日のお買い物からお子さんの送迎まで、様々なシーンで活躍します。海や山でのアクティブシーンでは、駐車場に困ることも少ないと思いますが、日常生活においては、やはり駐車場での運転のしやすさはとても気になるところです。

平面な駐車場では、バックカメラなどを装着することで駐車をサポートしてもらえます。でも、機械式の立体駐車場では「高さの問題」が立ちはだかります。東京や大阪といった大都市だけでなく、県庁所在地のような大きな都市部においては立体駐車場の比率も高く、かつ、混雑しています。せっかく見つけたのに高さ制限にかかって駐車できなかったくやしい経験をしたドライバーも少なくないと思います。

ひとくちに「立体駐車場」と言っても、自走式立体駐車場と機械式立体駐車場があります。自走式立体駐車場は大きなデパートやショッピングセンターによく見られるタイプで、スロープをグルグル回りながら昇降します。比較的車のサイズに制限されない使いやすい駐車場ですが、急カーブがくり返されるので運転が苦手なママさんドライバーには少し抵抗があるようです。

一方、機械式駐車場は、パレットと呼ばれる所定の位置に車を納めると、あとは機会が自動的に所定の位置に収納してくれます。パレットに正確に駐車するのはテクニックを要しますが、係員がいるので、運転が苦手な初心者でも上手に誘導してもらえます。ママさんドライバーも安心です。

シエンタの車高は1675mm(4WDは1695mm)、最小回転半径は5.2m(オプションの16インチタイヤ装着時は5.8m)に抑えられていて、自走式の立体駐車場で困ることはほとんどないと考えられます。ただし、16インチタイヤを装着した場合は、折返しの急カーブでは取り回しの悪さを感じることも有るでしょう。インチアップでスタイリッシュな外観を得る代わりに最小回転半径が犠牲になるのは仕方のないことです。

一般的な機械式立体駐車場の高さは、高さ制限1550mmが圧倒的に多いです。したがって、多くの場合、シエンタは機械式立体駐車場には駐車できないと考えていた方が無難でしょう。そして残念ながら、今後も劇的に改善される期待は持てません。なぜなら、背の高い車に対応した設備自体は存在しますが、既存の設備と互換性がないため、新たにタワーパーキング自体を建築するのと同じくらいの費用が必要になるからです。

ただし、マンションのような住宅に設置される機械式駐車場は、マンション建築と共に新たに設置されるため、時代の要求を取り入れて、高さ制限2m程度の物が主流となってきています。また、平置きの駐車スペースをある程度確保しているマンションもそれほど珍しくなくなりました。

このように、高さを除いてはシエンタはコンパクトで取り回しの良いファミリーカー色の強いSUVと言えましょう。また、マンション等の自宅駐車スペースに関しては、新築マンションではほとんど問題にならないと思われます。機械式の立体駐車場だけは注意が必要となりますが、多くの場合、近くのコインパーキングなどと提携して、案内されることが多くなってきました。

トヨタ・シエンタのサイズ感は?運転のしやすさは?

運転しやすい車と運転しにくい車を見分けるには、スポーティでスタイリッシュな車は運転しにくい、また、一部のSUVやトールボーイの軽のように、極端に高い着座姿勢は、見晴らしが良いだけで開放感は味わえますが、細い路地や自走式立体駐車場などのサイズ感を大切にしたいシーンでは運転しにくい、といったことが基準になります。

シエンタは、コンパクトながらSUVであるにも関わらず、徹底的に「運転しやすいSUV」の設計にこだわっています。底床化がもたらす全高の低さは、ドライビングポジションにも反映されています。残念なのは、デザイン優先の部分があり、4隅が丸いキュートな外観は、正しい運転姿勢を取らないと、目印となるボンネット先端が視界に入ってこないことがあります。

以前のようにシートバック(背もたれ)を思いっきり倒したストレートアームのドライビングポジションこそ見なくなりましたが、公道上で見かけるドライバーは、まだまだシートバックの起こし方が足りないと感じています。基本は「ブレーキを床まで踏めるシート位置で、ハンドルの10時と2時あたりをつかんだ際に肘が少し曲がる背もたれの角度」です。

この基本さえ守れば、いわゆる「シルバーポジション」「おばさんポジション」のような極端な前寄りポジションにはなりません。当然、シエンタのデザイナーも適正なドライビングポジションを前提にエクステリアとインテリアの設計を行いますので、小柄なママさんを含む一般的なドライバーなら苦にならないサイズ感だと思います。ただし、あくまでも適正なシートポジションが前提です!

高さだけではなく、全幅も1695mmと5ナンバーサイズに収めることに成功しています。全長は7人乗りSUVらしく4260mmと長いですが、低床化による開放的な視界と相まって、細い道でのすれ違いや、自走式立体駐車場の昇降も楽々こなします。ただし、Aピラー(運転席前方の左右の柱)の太さが少し気にはなります。これも、小さな小窓をAピラー根本に付けることでかなり軽減されています。

後方視界に関しては、最近の車の例にもれず「肉眼での視認には限界あり!バックカメラなしでは厳しい」だと思います。「最近の車は軒並み窓が小さいなぁ」と感じていらっしゃる読者も多いと思います。現在のデザイントレンドが「スポーティなイメージを守るためにスタイリングを最優先でデザインした結果」だからと言われています。

ホンダ・ヴェゼル、トヨタ・CH-R、スズキ・スイフト、日産・ジュークなど、リアハッチゲートを持つ車に顕著なデザインで、リアドアのハンドルをピラーに埋め込んでいると言う共通点もあります。口コミでは「後方視界が悪い」とか「車内がタイトすぎて狭苦しい雰囲気」などと批判的な意見も散見されます。

一方で「外から見えづらくてプライバシーが守られている」「囲われ感が守られ感に通ずる」などと肯定的な意見も多いとメーカーでは答えています。メーカーがわざと後方視界を悪くしてナビとバックカメラのオプションを付けさせようとしているわけではないようです。また、トレード・オフの関係として、前席の視界を向上させ、広々とした開放感とともに、運転のしやすさも向上している、としています。

トヨタ・シエンタとサイズ比較するならライバルはズバリ!フリード

トヨタ ・シエンタとホンダ・フリードは、2015年7月に現行型シエンタがデビューして以来、激しいライバルバトルを繰り広げています。旧型シエンタの頃はスライドドアを持ったコンパクトワゴン的な扱いで、販売も振るわず、フリードのライバルと目されることはなく、いかにも中途半端な車でした。当然、コンパクトSUV(ミニバン)市場は2008年の登場以来、ずっとフリードの独壇場!何しろライバル不在なのですから。

ところが、旧型シエンタのフルモデルチェンジというより、もはや、リニューアルデビュー、いっそ車名も変えた方がスッキリするほど鮮烈な新型シエンタ登場で一気に混沌としてきたコンパクトミニバン市場。ツートップが形成されて、他社に付け入るすきを与えず、この2車で熾烈な争いを展開しています。ここではシエンタとフリードの比較をします。

シエンタとフリードのボディサイズを比較

全長ではフリードが4265mmで4235mmのシエンタに対して+30mmとなっていますが、ほぼ同等と言っていいでしょう。全幅は1695mmと全く同じです。決定的に違うのは全高で、1715mmのフリードに対して、シエンタは1675mmなので、その差は40mm。このため、いかにもミニバンらしい外観を持つフリードに対して、シエンタはスポーティ感をまとっています。シエンタの徹底的な底床化技術の結晶で、室内の開放感を犠牲にすることなく、スタイリッシュで運転しやすくなっています。

新型フリードと新型シエンタの居住性

シエンタもフリードも、シートアレンジは3列7人乗り(シエンタ4WDは6人乗り)と2列5人乗りの2つのパターンに分けられます。3列シート仕様のちがいについてみてみましょう。7人乗車では両車とも大きな差はなく、必要最小限の3列目シートは長時間の連続乗車には耐えられないと思います。2列シート仕様はシエンタとフリードで設計思想が異なり、一長一短といった印象です。

3列シート仕様を比較して、大きく違うのは2列目のシートの使い勝手でしょう。フリードは6人用のシートを選択すれば、2列目はキャプテンシートとなり、後席からのウォークスルーも楽々で後席の開放感も充分に確保。6人がそれぞれ快適に座ることが可能となっています。対するシエンタも6人用のシートアレンジを用意していますが、キャプテンシート形状ではないため、ウォークスルーも出来ず、後席は窮屈感を感じます。なんとも中途半端な設定で、6人乗りではフリードの居住性に軍配が上がります。

新型フリードとシエンタの荷室を比較!

荷室の話になると、どれだけの荷物が積めるか?ではなく、どれだけ快適に車中泊ができるか?が焦点になる昨今です。荷室の使い方をよりアクティブに考えてデザインされているのが、5人乗りのシエンタファンベースとフリード+です。口コミでも、コンパクトミニバンで車中泊が可能なのはこの2車に絞られている、というのが現状です。

フリード+は、2016年9月に生産終了したフリードスパイクの後継車種です。当時は「文句なしの車中泊仕様」との呼び声も高く、約2メートルと長くフラットなスペースがセールスポイントでした。ところが、現行のフリード+では、長いフルフラットスペースを犠牲にして、タイヤハウスの出っ張り上にボードを張り、車中泊スペース下に収納を作り出しています。これはこれでとても便利な機能ですが、当然、食事やお茶を楽しむシーンでは天井までの圧迫感が気になります。

対するシエンタファンベースでは、車中泊スペースは2メートル弱確保しながら、食事やお茶を飲む時にも、頭上には適度な空間が広がり、圧迫感の少ないくつろぎスペースを提供することに成功しています。その代わり、両側に張り出すタイヤハウスの間で寝ることになり、ふたりだと、やや窮屈感があります。

新型フリードとシエンタの燃費を比較

シエンタもフリードも1.5リットルガソリン、同ハイブリッドをラインアップしています。その中で、燃費を語るには、やはり「ハイブリッド」で比較したいと思います。両車の燃費をJC08モードとWLTCモードで比較しました。WLTCモードはJC08モードより、実燃費に近いと言われています。どちらもFFの7人乗りで比較しています。

シエンタ(G Cuero) フリード(G)
JC08モード km/L 28.8 27.4
WLTCモード 22.8 20.8
タンク容量 リットル 42 36
満タンからの総走行距離(km)WLTC 957 748

シエンタハイブリッド(G Cuero)  フリードハイブリッド(G)
JC08      28.8                 27.4
WLTC     22.8                 20.8

燃費ではシエンタが健闘しています。JC08モードでは5%、より実燃費に近いと言われるWLTCモードでは9%もどフリードを上回っています。また、あまり議論されないポイントですが、ガソリンタンク容量は、シエンタの42リットルに対してフリードは36リットルしかありません。総走行距離換算でシエンタの957キロに対してフリードは748キロと200キロほど短い結果となっています。満タン状態から、ガソリンスタンドが無くても走れる距離の差は大きいと思います。

新型フリードとシエンタの新車価格を比較

新車を購入する際に最終的に気になるのが価格です。自分で考えた候補の値段さることながら、ライバル車との価格差も抑えておきたいポイントです。なぜなら、購入を前提にして本格的に交渉を始めると、どうしても気になるのがライバル車との価格差。たとえば、シエンタハイブリッドG Cueroは257万9500円(税込み)、直接対決のライバルと目されるフリードハイブリッドGは258万3900円(税込み)と、まさに真っ向勝負、どちらも標準仕様車としては最も高価格で仕様もほとんど同じ。なのに、見積もりを取ってみたら、フリードの方が20万円ほどお得!?その逆もあるでしょう。

新車販売には、ディーラーの都合以外にも、少々値引きしても売ってしまいたい、と言う事情がある場合があります。たとえば急なキャンセル、もちろん、キャンセル料は徴収しますが、ラインで製造を開始している個体だったらカラーもオプションも決まっています。そこに「ちょうど同じグレード、色、メーカーオプション」を欲しがっているお客さんが現れたら、渡りに船とばかりに値引きしてでも売ってしまいたいのです。特別な思い入れが無いのであれば、またとないチャンスです。機会を逃さないためにも、ライバル車の価格チェックは大切です。

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