トヨタ・シエンタの購入費用は?自動車税などは減税されるの?

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トヨタ・シエンタのエコカー減税ってどのくらいお得なの?ハイブリッドとガソリンで比較したら、自動車税やエコカー減税でガソリン代で差額は回収できるのかな?この疑問を解説しています。

トヨタ・シエンタのエコカー減税はグレードで違うのか?

エコカー減税の優遇措置を大きく分けるのは「グレード」より「エンジンの種類」または「駆動方式」です。つまり「燃費」です。グレード別に、重量が100kgも200kgも変わる車があるなら、燃費も大きく変わってくるので話は別ですが、現状、日本で販売されている車にそのような車種は見当たりません。すなわち、グレード差は考えなくてもいいのです。

エコカー減税の制度の変遷により、ハイブリッド車とガソリン車はどちらがお得か?と言った議論も変わってきています。以前は「ハイブリッドは購入時に30万円~50万円余計にかかる。その差額を回収するためには、10万キロ以上走行しなければならないから現実的ではない」と言う評論が多かったです。口コミでも圧倒的に多い評判でした。

しかし、新車購入時は、「ハイブリッド車に乗りたいけど、実質、ランニングコストでガソリン車との差額を回収できないならあきらめる」と言っていたユーザーには「潜在的なハイブリッドユーザー」として程度の良い中古ハイブリッド車を狙っている方も多いです。

つまり、ハイブリッド車を3年~5年で下取りに出すことを想定すると、高い需要に支えられて、ガソリン車に対して高値下取りのアドバンテージが充分期待できます。実際に同じグレードのガソリン車より、20万円近く「高価下取り」との口コミが多いです。

エコカー減税は細かく区分分けされており、また、年々改変され進化を続けるのと同時に、電気自動車、プラグインハイブリッド、将来的には水素電池自動車(一般に燃料電池自動車)など、揺るぎのないエコカー減税優遇車を除いては、ハイブリッド車(いわゆるマイルドハイブリッドを含む)の占める割合が高くなりつつある現状では、減税率も当然下がってきています。

逆に、自動車重量税のように、減税効果が複数年にわたる優遇もあります。一応、新車登録後13年以下と言う制約はありますが、13年間同じ車に乗り続けることは、現代においては現実的ではありませんね。

エコカー減税とは話が変わりますが、そもそも、問題となる「ハイブリッド車は高い」と言う問題も、冷静に分析すれば、それほど問題とはならないと考えられます。特に省エネに大きな効果を現す「LEDヘッドライト」や「クルーズコントロール」などの装備が標準装備とされている車も多く、シエンタの場合、36万円ほどあるガソリン車とハイブリッド車の価格差は、実質20万円にも満たないと試算出来ます。

結局、エコカー減税があってもガソリン車とハイブリッド車の購入金額の差額は回収できない、と言うのは「都市伝説」であって、現状では、装備、減税効果、リセールバリューを考えれば、一般的な走行距離である「5年・6万キロ」で充分に差額は回収できると考えられます。

トヨタ・シエンタの自動車税はいくら?初回車検時まで検証

トヨタ・シエンタは1500ccのエンジンしかラインアップしません。従って、排気量だけで区分分けされている自動車税は、エンジン種類、駆動方式、もちろんグレード、についての差はなく、一律3万500円です。

上で解説した自動車税は、毎年4月1日~5月末日に徴収される自動車税ですが、皆さんが知りたいのは、広い意味での自動車税(自動車の取得及び所有・維持に関わる税金)だと思います。すなわち以下の3項目が該当します。

・地方税(旧称:自動車取得税 正式名称:自動車税環境性能割)
・自動車重量税
・自動車税

ひとつひとつ解説して、最終的に、シエンタを購入してから3年後の車検時までに必要な自動車税を算出してみたいと思います。なお、この記事を書いているのは、2019年12月で消費税が8% ⇒ 10%に変更になっています。また、それに伴って、地方税(期間限定)や自動車税も減税を受けています。

【結論を先に言っちゃいます!!エコカー減税は60000円以上お得です】

・自動車税環境性能割
2019年10月、消費税10%に引き上げに伴い、地方税に区分される新車購入時に課税されていた自動車取得税が廃止されました。代わりに、新たに、車両価格(オプション装着費を含む)=課税標準額に燃費性能などで決まる税率(0~2%)を乗じたものを地方税として課税します。環境性能割と言う呼称は、環境性能により、非課税~税率3%と税率が変わり、電気自動車など、著しく環境性能に優れる車は免税になるため名付けられています。決して「割引」ではありません。

シエンタハイブリッドは低排出ガス車で、平成30年 排出ガス基準75%低減(★★★★★)及び2020年度燃費基準+50%達成車であり、2020年9月までの期間限定ですが、非課税となります。一方、シエンタは低排出車基準が、平成17年排出ガス基準75%低減(★★★★)及び2020年度燃費基準達成車にとどまり、1%の課税対象です。

・自動車重量税
自動車重量税はその名の通り車の重量に課される税金です。0.5トン当たり4100円が課税されます。自動車重量税も燃費や排出ガス区分によって減税や免税が定められています。支払いは新車購入時に3年分、車検時に2年分です。前払い方式ですので、自動車税と同様、車の買い替えなどで所有権を放棄した場合には月割りで還付されます。下取りや買い取り価格に含まれる場合もあるため、業者に確認してみましょう。

シエンタハイブリッドは低排出ガス基準が★★★★★(平成30年排出ガス基準75%低減)かつ2020年度燃費基準+50%達成車なので自動車重量税は新車購入時全額免除で、3年後の車検時以降も、0.5トン当たり4100円の税額が2500円になり、さらに25%減税された額が2年分徴収されます。シエンタは低排出ガス基準が★★★★(平成17年排出ガス基準75%低減)で2020年度燃費基準達成車なので、新車購入時以降、0.5トン当たり4100円の税額が2500円になり、さらに25%減税された額が3年分、車検時には0.5トン当たり2500円が2年分課税されます。

・自動車税
4月1日時点の所有者に対して、毎年4月~5月にかけて徴収される税金です。用途やエンジン排気量で決まります。消費税の増税に伴う減税措置で、2019年10月1日以降引き下げられました。排気量の大きい車ほど減税幅は小さくなっているのが特徴と言えましょう。排気量が1リットル以下の普通自動車では4500円減税なのに対して2.5リットル以上では1000円の減税にとどまります。

減税額については、購入初年度は減税なしで翌年度分から減税されます。つまり、新車購入時には100%課税されますので注意が必要です。シエンタハイブリッドの場合は、2020年度燃費基準+50%達成車なので75%減税されます。シエンタは2020年度燃費基準達成車なので25%減税となります。

言葉で説明しても解りにくいですね。ただ、シエンタの場合について試算すると、ハイブリッドとガソリンで車両本体価格も異なるため、一般的な【排気量1.6リットル・車両重量1.5トン・課税標準額200万円】の車を例にとってハイブリッドとガソリンの減税効果を解りやすく図解してみます。

【一般的な普通車の自動車税を3年後の車検時まで試算】(単位:円)

税種別 購入時 1年後 2年後 車検時 総額
ハイブリッド 環境性能割 0 新車購入時のみ 132000
重量税 0 3年分徴収 15000
自動車税 36000 9000 36000 36000
ガソリン 環境性能割 20000 新車購入時のみ 195800
重量税 16800 3年分徴収 15000
自動車税 36000 36000 36000 36000

この試算表はあくまでも【排気量1.6リットル・車両重量1.5トン・課税標準額200万円】をモデルとして算出しています。実際には、ディーラーでシエンタのグレードやオプションを決めたうえで、シミュレーションしてもらえますので、購入時の参考にしてみて下さい。

トヨタ・シエンタの購入費用は結局いくらくらいになる?

シエンタの購入費用は様々な要素で変わります。まず一番大きな要素で、かつ、判断が大きく分かれるところがガソリン車とハイブリッド車、どちらにするの?でしょう。ここでは税金・諸費用込みの総費用の試算をしてみたいと思います。同じグレードでも、ハイブリッドとガソリンで明らかに装備が異なる場合はガソリン車で同じ装備にした場合のシミュレーションにも言及してみたいと思います。ハイブリッドでもガソリンでも売れ筋のG Cueroについて試算してみましょう。

【購入総額:シエンタ G Cuero ハイブリッド vs ガソリン】(税込価格)

車両本体価格 税金・諸費用 合計金額
ハイブリッド 2579500 121679 2701179
ガソリン 2213200 156579 2369779

標準装備だけの「素」の状態で、諸経費まで含めて、ハイブリッドとガソリンでは総購入経費の差額は33万1400円となります。このままでは、やはりガソリンの方が「乗り出し価格が安い」という理由でガソリン G Cueroを選ぶ方が圧倒的に多いでしょうね。それだけの差額になっています。

では、ガソリンにハイブリッドと同等装備(クルーズコントロール)をオプション設定すると、オプション費用だけでなく、諸経費も上乗せされるため、両車の差額はぐっと縮まって27万9700円。「まだまだ差額は回収できないんじゃない?」とハイブリッド車を諦めかけてるあなた!少し待ってください。

まず、ハイブリッドは2年目の自動車税が9000円と25500円減税されています。また、5年乗って2回目の車検直前で次の車に乗り替えるとすると、リセールバリューは新車時の車両本体価格の差額の半分ほどは高額買取が望めるので18万円ほど高いと想定できます。

つまり約20万円以上ハイブリッドにメリットがあるので、現実的には7万円ほどの差額となります。こちらの記事でガソリン車とハイブリッド車の価格差を吸収する走行距離についてシミュレーションしていますので参考になさって下さい。

シエンタの場合48000km走行すれば10万円の差額を吸収できます。5年近く乗るなら48000kmはごく標準的な走行距離なので、一般ユーザーでもハイブリッドとガソリンの価格差は十分吸収できます、ましてや、ヘビーユーザーであれば、48000kmを超えて走れば走るだけハイブリッド車の方がお得なんですね。

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